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明治維新に学ぶ理念経営

001.jpg明治維新とは、徳川幕府を薩摩藩・長州藩らが倒した戊辰戦争によって成立したものです。その緒戦は、京都南部の鳥羽・伏見で行われましたが、その時、幕府軍は一万五千。対する薩長軍はわずか五千。戦力的に圧倒していたのは幕府軍でしたが、総大将の徳川慶喜はろくに戦わないまま退却し、そのまま江戸に逃げ帰ってしまいました。


実は、大久保利通らの発案で、薩長軍に「錦の御旗」がひるがえったからです。薩長軍が天皇の軍隊「官軍」となり、幕府軍は「賊軍」とのレッテルが貼られてしまいました。戦力的に優位であったにもかかわらず、尊王派であった慶喜は戦意を喪失したのです。つまり、明治維新とは軍事衝突というよりも「玉(天皇のこと)」の奪い合いという政治抗争だったのです。


よって、戊辰戦争では白虎隊のような悲劇を生みましたが、総じて大規模な内戦とはなりませんでした。世界史的にみるならば、無血革命と呼んでも差し支えないでしょう。このおかげで、大久保ら新政府首脳はいち早く近代化を進め、日本は他のアジア諸国のように列強の植民地となることを免れました。


さて、この故事から何を学ぶか?戦いとは、「大義名分」があるほうが勝つということです。企業経営も経営戦略や日々の営業活動以前に「大義名分」、すなわち「経営理念」が必要です。私は、「理念なき戦略は罪悪である」とすら思いますし、同時に「理念こそ最大の武器である」とも主張しています。


「大義名分」とは、広辞苑によると、「人として、また臣民として守るべき節義と分限」です。これを現代の経営に置き換えると、「社会の一員としての企業として、また顧客や消費者に役に立つ企業としての存在意義や果たすべき役割」といえます。


これを読んでいるあなたも、お金儲けのためだけに経営をしているわけではないと思います。その理念を形に表して、旗として高らかに掲げようではありませんか! きっと勝てます。


投稿者 戦国マーケティング : 2005年10月 1日