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身近な話題から勝ち方の原理原則を考えるコラム
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■ランチェスターで斬る〜強者はエゲツナイ〜■■■
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▼反転攻勢▼
先週の金曜日に民主党の代表選挙が行われ、小沢さんが代表に選出されました。ついに、あの男が表舞台に登場です。
それにしても今回の偽メール騒動はお粗末でした。初動を誤ったがゆえに問題を拡大させ、元々低かった支持率はさらに急落。代表辞任に追い込まれました。
まさに「火事は最初の3分」ですね。
そんななか“黄門さま”渡部恒三さんが登場し、天然なのか演出なのかボケまくったおかげで空気感が変わりました。黄門さまがプレゼントした前原さんの「起き上がり小法師(こぼし)」だけが起き上がらなかったのは偶然なのか仕込みなのか。仕込んでいたらスゴすぎる。無言の辞任要求。
小法師効果なのか(!?)代表戦となり、小沢・菅の2枚看板が連日連夜テレビに出まくり反転攻勢に転じたのです。地に落ちた支持率も上昇中です。新聞でも大きく取り上げられ、ポスト小泉も霞みがちな日々でした。
そして金曜日に小沢新代表が選出。翌朝の新聞は小沢さん一色になるだろうと、土曜日の朝刊を開いてみますと・・・
*下記に土曜日の朝日新聞東京本社版の一面をスキャンして掲載しています。
⇒ http://www.sengoku.biz/mag_sample/
▼トップ記事にミート戦略▼
なんと、トップ記事が小沢民主ではないではないですか。
米軍の普天間基地移設問題で、額賀防衛庁長官と島袋名護市長が合意した、このニュースが一面トップ記事です。小沢民主は二番手扱い。
普天間基地問題は確かに大ニュースです。10年間もめていた問題が解決に踏み出したわけですから。しかし、民主代表戦当日に合意する必然性は特にありません。その前日でも、翌日でもかまわないわけです。
・・・ということは、これは小沢民主ニュースにぶつけて潰す自民党のミート戦略ではないかと勘ぐることができます。より大きなニュース、より刺激的なニュースを敵のニュースにぶつけて敵の露出量を減らす、誠にエゲツナイ、だけど効果絶大な戦略です。
本誌では一貫して弱者逆転の戦略を解説してきていますが、弱者が勝つには強者の手の内、常套手段を知っておく必要があります。
ランチェスター戦略では強者の基本戦略はミート戦略と呼んでいます。模倣、追随、簡単にいうとマネをするということです。元々は“Me too ”ミートゥ、私も、という意味だったのではないかと思います。それが、いつのまにかミートと呼ばれるようになったのでしょう。
マネをするという意味あいよりも“ぶつけてつぶす”というニュアンスを重視し、“Meet”ミート、ぶつける、という意味に転化したものと推測します。
弱者のニュースに強者がニュースでミートして潰した、ということです。誠にエゲツナイ戦略です。戦略にはこういうエゲツナイ側面があります。特に強者の戦略にその傾向が強いのです。
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