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身近な話題から勝ち方の原理原則を考えるコラム
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■ランチェスターで斬る〜信頼こそ基本の武器■■■
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▼二重、三重に消費者を裏切った不二家▼
ペコちゃんでおなじみの不二家が食品衛生管理上の問題に端を発した企業不祥事により直営・FCの菓子店は営業停止、スーパー・コンビニ向け菓子製品は商品撤去が相次ぐ状況となりました。
・昨年11月から問題を把握しながらクリスマス商戦という繁忙期のため情報を隠蔽しようとした
・1/11、報道されたことにより「特定の個人の責任」と公表
・1/15、組織ぐるみであることを公表し、社長の辞任発表
という消費者に対する二重、三重の裏切りにより企業存亡の危機に陥ったのです。
11月に問題を把握した際に「雪印の二の舞は避けなければならない」という声が幹部から上がったといいます。その結果、隠蔽したという。
本当だとしたら、雪印がなぜダメになったのか、何も学んでいませんね。
雪印がダメになったのは、食品衛生管理上の問題が発端ではありますが、そのことを隠そうとしたり、情報公開が遅く不正確で、消費者保護の姿勢が不充分という二重、三重の裏切りがあったからです。
なぜ、名門・不二家はこんな会社になってしまったのか?
未だ十分な報道がされていませんが、赤字経営のため合理化が行き過ぎ、営業優先、リストラ、品質管理がおざなりになったのでは、といわれています。
生産性向上という短期的な目標が間違った方向に進み「信頼」という中長期的な企業繁栄に絶対不可欠なものを失いました。
ペコちゃんは地に堕ちたのです。
▼売上ノルマを廃止し、消費者志向を高めた資生堂▼
話は変わって
万年4位だったヘアケア市場で「TUBAKI」の投入で1位を奪還した資生堂が昨年4月から店頭販売員(ビューティーコンサルタント、略称BCという)の売上ノルマを廃止しました。
資生堂の強さの秘訣は圧倒的なブランド力と全国1万人の店頭に立つBCの販売力です。
彼女らは店別、商品別、個人別の売上ノルマが厳しく課せられていました。
ノルマが達成できずに自分で買うBCもいたのが現実です。
お客さんは必要のないものを買わされることもときにはあったでしょう。
売上ノルマという短期的な目標が間違った方向に進み
「お客さんにキレイになってもらうためのコンサルティング」
がおざなりになり、顧客満足度を下げ、「信頼」という中長期的な企業繁栄に絶対不可欠なものを失ってはならない、という大英断を下したのです。
一時的な減収は覚悟の上で「信頼」を強化したのです。
花椿ブランドは前田新造社長就任以降、バージョンアップしていますね。
▼老舗二社の違いは何か▼
・不祥事への対処によって「信頼」を失った不二家
・一時的な減収は覚悟の上で「信頼」を強化した資生堂
この名門といわれてきた老舗二社の違いは何だったのでしょうか?
・上司や社長ばかりを見ていた不二家
・顧客、消費者、社会を見ていた資生堂
・短期的な目標達成が間違った方向に走ってしまった不二家
・短期的な目標は中長期的な目標の一里塚なので、短期的な目標を達成しても中長期的な目標の逆方向では仕方がないことをわかっている資生堂。
●信頼こそ企業経営の基本の武器。
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