社団法人大日本報徳社本部の正門(掛川市)
左に「経済門」右に「道徳門」とある
掛川城のそばに社団法人大日本報徳社があります。
昔は小学校に必ずあった銅像でおなじみの二宮金次郎こと
二宮尊徳の教え「報徳思想」を普及啓蒙する団体の本部です。
なぜ、尊徳ゆかりの団体が掛川にあるのかといいますと。
尊徳の四大門弟といわれた岡田良一郎(淡山翁)が
尊徳の教え「報徳思想」を学び、広める団体を
出身地である掛川で始めたからです。
それが「報徳社」です。
全国に下部組織があり、活動されているそうです。
「報徳思想」は何か。
経済と道徳の融和の大切さを説く思想。
私利私欲だけでなく社会に貢献すれば、結果として自らに還元されるという。
至誠(誠を尽くす)、勤労(働く尊さ)、分度(無駄遣いしない)、
推譲(その結果、余った富を分かち合う)の4つを行うことによって
人は精神的にも物的にも豊かになるという原理。
私(福永)は戦略の専門家ですが「理念なき戦略は罪悪である」と唱え、
また「理念こそ究極の差別化、最強の武器である」と主張しています。
これは何もエエカッコシイしなさい、ということではありません。
勝ち残るためには自社の存在価値を内外に打ち出す「志(こころざし)の旗」
を掲げる必要があるということです。
このことは拙著「ランチェスター戦略『一点突破』の法則」
第1章 志の旗を掲げよ「弱者の基本戦略」で語りました。
私は報徳思想や報徳社という運動体の影響を多少は受けていると思います。
4月より私は「ランチェスター戦略塾」を始めます。
顧客の反応を得て瞬間的な勝ちを収めるテクニックを学ぶ場ではなく
顧客の信頼を得て持続的な発展を遂げる思想・哲学を学ぶ場にしていきたいと
大日本報徳社の門前に立って決意を新たにしました。
大日本報徳社の門は、向かって左が「経済門」右が「道徳門」です。
中は工事中のため、残念ながら見られませんでした。
しかし、報徳思想は掛川へ行けば体感できます。
掛川城は平成になって天守閣が再建されたものですが
「木造」で建てられており、往時の雰囲気を伝えているという意味で
マニアも一目おく城です。ヒバの香りも高く、よい雰囲気でした。
この天守閣は掛川市民の浄財を集めて再建されたものです。
報徳思想の推譲の精神の現れですね。
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