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    掛川(静岡県)へ行く 07/03/06
 


掛川城天守閣

昨年のNHK大河ドラマ「功名が辻」の舞台となった遠州・掛川。
太閤秀吉は晩年、自分の死後、徳川家康が台頭することを恐れ、
家康を関東に押し込め、東海道の要衝には股肱の臣を配置しました。
山内一豊は遠州・掛川に6万石の大名となります。
 
しかし、秀吉の死後、わずか2年後に勃発した関が原の合戦において
一豊は、妻の千代のアドバイスも踏まえて、いち早く家康支持に動き、
街道筋の武将らが、雪崩をうって家康につくきっかけをつくります。
 
大河ドラマでは、どちらにつくのか、揺れ動く一豊の心情がきめ細かく
描かれていました。名場面でした。
 
合戦では軍事的には何の活躍もできませんでしたが、一豊は
その政治的な立ち回りにより、土佐一国24万石の大名に出世するのです。
 
 
3/6、掛川市商工会議所に招かれて、同所で講演をするために
掛川市を訪れました。
 
 
掛川は遠州(遠江の国)に位置します。
遠州といえば、4月より政令指定都市になる浜松市がその中核都市です。
掛川はその影響を受けていますが、浜松とは天竜川で分断されています。
 
駿河の国・静岡市とは「越すに越せない大井川」で分断されています。
 
西から磐田・袋井・掛川・菊川の「東遠江」地域は、天竜川と大井川に分断され、
地理的に大きな「デルタ地帯」、あるいは「島」ともいえます。
浜松と静岡に挟まれ、両方の影響を受けながら、両方とも微妙に違う土地柄です。
 
産業的には、工業は浜松の大企業につらなる中小製造業の街といってよく
農業は製茶の一次加工が盛んです。この分野は静岡との縁が深いです。
 
 
掛川では、こういう言い回しがあるそうです。
 
「やらまいか(やってみよう)浜松、やめまいか(やめておこう)静岡、
どうしまいか(どうしようか)掛川。」
 
二大勢力の狭間で悩んだ関が原前夜の山内一豊の心情と合い通じる
「東遠江」の土地柄です。
 

*3/23発売の拙著「ランチェスター戦略「一点突破」の法則」
第2章「地域戦略」では事例として静岡県の特性を分析しています。
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