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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第175号━2007/05/09━━━
ランチェスター戦略『一点突破の法則』 34,111部
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ランチェスター戦略コンサルタント 福永雅文 発行
(1)ゴールデンウィークはいかがでしたか?
(2)ランチェスターで斬る・・・「個人商店サバイバルはイタリアに学べ」
(3)お奨め情報
(4)お知らせ
(5)近況報告・・・「八州廻り桑山十兵衛はおもしろい」
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《絶賛の講演を収録》「夢を叶えるベンチャースピリット」CD
八方塞がりの20歳の頃、夢を叶えるために何をするべきか。
それは一冊の手帳に、自分の想いを書き込むことから始まった…。
著書「一冊の手帳で必ず夢は叶う」もベストセラーとなった
GMO熊谷氏が説く、夢を実現させる自分の人生を描き方、
経営で一番大切なこと…目標の具現化とその想いを余すこと
なく説いた貴重な講演録です。
http://www.jmca.biz/fa/gmo.php?id=1
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→GMOインターネット熊谷正寿社長の講演です。
熊谷さんは1位であっても2位との差がわずかな1位は
お互いに消耗戦となって儲からないし、安定した状況とはいえない、
だからダントツの1位を目指さなければならない、と語ります。
これ、すなわち、ランチェスター戦略でいうところのNo.1主義です。
この講演は、そういった戦略論としても、とてもためになりますが
同時に、それ以上に「成功哲学とその具体的なノウハウ」として
語られています。
世に成功哲学を語る人は多いですが、
その多くは成功哲学の研究家であって、実戦家ではありません。
実戦家の成功哲学に触れる貴重な機会です。
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(1)ゴールデンウィークはいかがでしたか?
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弱者逆転を使命とし、一点突破のマーケティングである
「ランチェスター戦略」を伝道しているコンサルタントの福永雅文です。
読者さまはゴールデンウィークをいかがお過ごしになりましたか?
私は久々に、ゆっくりとした日々を過ごしました。
東京は天候にも恵まれ、
毎日、よちよち歩きをする1歳3ヶ月の娘を連れて、散歩をしました。
亀戸天神(この時季は藤棚が有名)や、葛西臨海公園(海)にも行きましたが
まだ、なんだかわからないようです。
一番のお気に入りは近所の、なんの変哲もない公園です。
地面の砂をつかんだり、食べようとしたりします。
それと読書。
今回コラムで書いたようなビジネス書のみならず
時代小説なども楽しみました。詳しくは(5)近況報告で。
本といえば
拙著ヴァージョン2.0である
「ランチェスター戦略『一点突破』法則」はおかげさまで
発売2週間で重版(増刷)し、順調に売れているようです。感謝。
⇒ http://amazon.co.jp/o/ASIN/4534042027/sengoku-22/ref=nosim
それでは、休養充分、
やる気マンマンで、今週号もいってみましょう!
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(2)ランチェスターで斬る ■個人商店サバイバルはイタリアに学べ■
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(財)流通経済研究所理事長の宮下正房先生のご講義から
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ゴールデンウィーク直前の4/26、
NPOランチェスター協会の第170回月例戦略研究会が開催され、
私(福永)も参加しました。
流通研究の第一人者である
財団法人流通経済研究所理事長の宮下正房先生を講師とした
「流通の変化とこれからの流通戦略」と題した研究会です。
宮下先生は当代一流のマーケティング学者でもあり(東京経済大学名誉教授)
同時に社団法人日本ボランタリーチェーン協会会長を務めておられる方です。
流通問題を包括しつつ、実証的、具体的なご講義に感銘を受けました。
たくさんのメモを取りました。本当に勉強になりました。
いくつか、本誌読者様と共有したいと思います。
●は宮下先生のレジュメから引用。
⇒、◎は私がとったメモから。
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●流通革命の本質は、
伝統的な権威と慣行を破壊することにより、
真に消費者指向的な新しい流通の仕組みを実現することである。
●流通の進化が目標とするところは、
消費者の利益を増大させたことであり、
それを可能にする方向に流通を革新することである。
⇒昭和40年代の第一次流通革命において台頭してきた
ダイエーなどのスーパーマーケット売上上位15社のうち
30〜40年後の今日、発展しているのは1/3、
苦戦しているのは1/3、倒産または吸収されたのが1/3。
消費者指向、消費者利益を重視し、本業に集中したものが勝ち、
売上指向、多角化拡大したものが負けた。
◎平成以降の第二次流通革命は
大手勝ち組の寡占、弱小の淘汰を促進させた。
昭和57年に170万店あった小売業が平成14年には130万店へ。
従業員4名以下の小規模小売業の店数は平成11年から14年で9.8%減。
●第三次流通革命(2010年代)は社会構造の変化によって促進されるだろう。
●真の消費者価値に貢献するための流通改革の方向
・改革の原点
日本の消費者が求める価値、満足に貢献する流通の再構築
・日本の消費者価値の2面性
文化的価値の維持・・・日本的食文化の維持、伝統的購買習慣の維持
合理的価値の台頭・・・低価格志向の台頭、合理的購買慣習の台頭
・流通価値の2面性
流通の効果性、流通の効率性の追求
「日本の消費者の文化的価値、合理的価値を重視した
流通の効果性、流通の効率性の実現」
●高齢化社会対応の流通システムの構築
◎少子高齢社会における中心市街地活性化
「近くの個人商店がライフライン」時代へ
◎効果性、効率性を満たすボランタリーチェーンや
フランチャイズチェーンの重要性が増大。
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個人商店が今後サバイバルしていくには
米国流の合理的価値、効率性重視型の流通については
ボランタリーチェーンへの加盟などでまかないながら、
文化的価値、効果性を重視する欧州流(特にイタリア流)の
やり方を学ぶべきでしょう。
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なぜイタリアには、スタバもコンビニもシャッター通りもないのか?
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ゴールデンウィークに島津菜津著、光文社新書の
「バール、コーヒー、イタリア人」
⇒ http://amazon.co.jp/o/ASIN/4334033962/sengoku-22/ref=nosim
を読みました。
「なぜイタリアには、スタバもコンビニもシャッター通りもないのか?」
という帯のキャッチコピーが、宮下先生のご講義とシンクロしていたからです。
バールとはイタリアなど南欧にある軽食屋さんのこと。
喫茶店兼ショットバーで、そのほか、アイスクリーム店、コンビニ、
キオスクを兼ね合わせているような店。
立ち飲みと、座り飲みで料金が違うのが特徴。
料金は立ち飲みエスプレッソ1杯120円程度と、日本の缶コーヒー並。
このバールの多くは個人経営。
一部、地域や団体のコミュニティとして運営されている店もあるが
いわゆるチェーン店はありません。
人口5800万人のイタリア全土に15万5千軒程度あるという。
しかも増え続けているそうな。
ちなみに、人口がイタリアの約2倍の日本には
喫茶店はかつて16万軒ありましたが、今では8万軒。
(第二次流通革命の一つの典型ですね)
人口比でいうと日本の喫茶店の4倍の軒数があるのです。
世界に1万2千店以上もチェーン店をもつスターバックスは
そもそも、イタリアのバールにインスピレーションを受けて
始まったものです。
インスピレーションを受けた同社CEOハワード・シュルツは
「イタリアへ戻ることは、常に私の夢です」と公言していますが
未だに、夢は実現していません。
また、アイスクリームのハーゲンダッツは数年前に
イタリア進出を果たしますが、まもなく閉店、撤退にいたります。
ジェラート発祥の地イタリアの壁は厚かったのです。
では、なぜ、日本の喫茶店は
第二次流通革命で半減し、大手フランチャイズチェーン店が
寡占しているのに、イタリアのバールは増え続けているのか?
その答えの一部を以下、同書から引用します。
これだけが答えではありません。詳しくは同書をお読みください。
◎コンビニについて問われたバールの主人のコメントと著者の解説(17〜18P)
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「イタリアにも外資系の大型スーパーは進出してきたさ。
夜中はやらんがね。だから、ここみたいに
小さな個人店は、質の高さにこだわらなきゃダメなんだ。
客は普段、食べるものがおいしくなければ、さっさと鞍替えしてしまう。
だから僕はサラミでも、チーズでも、できるだけよいものをそろえるんだ。
ブリオッシュ(イタリア版のクロワッサン)やサンドイッチ用のパンだって、
毎朝、地元のパン屋に焼きたてを届けてもらっているんだ」
とはいえ、こうしたバールにも、平凡なだけに、
どうしたってグローバルな商品は忍び込む。
子供の菓子類、清涼飲料水、紅茶、固形調味料などは
私もよく知っている世界ブランドが並んでいた。
けれど、客が足を運ぶ決め手となるものは、客の声を聴いてそろえる。
自分で選んだ地元のおいしい物に的を絞る。
そうすれば、学校の同級生だった地元のパン屋も潰れずにすむし、
郷土自慢のペコリーノ・チーズの生産者も支えていける。どこかの工場ではなく、
客の注文に応じて目の前で作るパニーニも人気の秘密である。
ひょっとすると、イタリアにどこでも同じコンビニエンスストアがないのは、
地元のコミュニティと野太くつながっている、こんなよろず屋バールが
健闘しているからではないか。
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日本の缶コーヒー一本と同程度の値段で、本格的なエスプレッソが楽しめるバール。
極めて「合理的」であり、人間らしい暮らしを保障する社会に不可欠なインフラ。
地域の食文化、商習慣に根ざした「文化的」で
地域コミュニティのセンター機能も果たしているバール。
ナショナルブランドを受け入れる「効率性」を保ちながら
地産地消という「効果性」を実現しているバール。
まさに宮下先生のいう
「日本(イタリア)の消費者の文化的価値、合理的価値を重視した
流通の効果性、流通の効率性の実現」
という第三次流通革命の方向を先取りしていますね。
★今回は第170回NPOランチェスター協会月例戦略研究会から書きました。
第171回の研究会は中條高徳先生(アサヒビール名誉顧問)の記念講演です。
一般参加可能です。詳しくは下記を。
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(3)お奨め情報
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◎『中條高徳先生(アサヒビール名誉顧問)講演』5/16(水)九段会館
NPOランチェスター協会第171回月例戦略研究会は、
中條高徳先生(アサヒビール名誉顧問)特別記念講演会として開催されます。
中條先生はアサヒビールの大逆転劇を企て指揮した方ですが
戦争体験、軍隊経験をもつ日本の歴史の研究家でもあります。
今回は「語り継ぎたい日本の歴史」と題し、歴史を学ぶ研究会です。
(今回は直接ビジネスを学ぶ会ではありません。歴史を学ぶ会です)
会期:5/16(水)19時〜20時20分講義、20時30分〜22時交流会
会場:九段会館(千代田区九段南)
会費:一般の方は1万円(交流会の飲食費含む)
詳細:福永までメールください。
⇒e-mail:< info@sengoku.biz >
件名「中條先生講演会」でお願いします。
案内文書(申込方法つき)をメール送付します。
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『ランチェスター戦略セミナー』6/2(土)大阪なんば
⇒ http://www.createvalue.biz/news/200706_000036.html
講師の駒井俊雄さんは大阪在住の私(福永)と同門のランチェスターの専門家です。
((株)クリエイト・バリュー代表、NPOランチェスター協会関西支部事務局長)
ランチェスター戦略をはじめとして、様々なマーケティングや戦略理論を
研究されている理論派の方です。
と同時に、豊富な営業マン経験と、中小企業診断士でかつ商工会議所の
経営指導員の経験のある実務派です。
私も、駒井さんのご講義を聴いたことがありますが、お奨めします。
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◎書籍『エブリ リトル シング』 大村あつし著
⇒ http://www.fushicho.com/a1/
ブログで話題の「クワガタと少年」を含む
感動ストーリーが書籍になりました。
著者の大村さんは、エクセルなどの本で何冊も
ベストセラーを出している、ITライターのカリスマ。
今度は小説に挑戦です。
「鏡の法則」のようなヒットの予感あり。
現在、アマゾンキャンペーン実施中。
朗読版や動画版が無料でもらえちゃいます。
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(4)お知らせ
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●拙著ヴージョン2.0「一点突破の法則」発売2週間で重版決定!
⇒ http://amazon.co.jp/o/ASIN/4534042027/sengoku-22/ref=nosim
●拙著第1作「弱者逆転の法則」8刷、3万部突破!
⇒ http://amazon.co.jp/o/ASIN/4534039107/sengoku-22/ref=nosim
●新刊「ランチェスター戦略『一点突破』法則」専用ブログ 更新中
⇒ http://www.sengoku-blog.biz/mt-cgi/archives/cat21/
●ブログ「福永が行く」更新中
⇒ http://www.sengoku-blog.biz/mt-cgi/archives/cat6/
●タイトル変更記念「PDF小冊子無料プレゼント」継続中
⇒ http://www.sengoku.biz/pdf.htm
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(5)近況報告「八州廻り桑山十兵衛はおもしろい」
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テレビ朝日系列で始まった(火曜夜7時)
北大路欣也主演の連続時代劇「八州廻り桑山十兵衛」。
http://www.tv-asahi.co.jp/kuwayama/
面白かったので、原作の文庫本を読み始めました。
佐藤雅美著「八州廻り桑山十兵衛」文春文庫590円。
⇒ http://amazon.co.jp/o/ASIN/4167627019/sengoku-22/ref=nosim
八州とは関八州のことで
武蔵(東京・埼玉・神奈川の一部)下総・上総・安房(千葉)
相模(神奈川の大部分)常陸(茨城)上野(群馬)下野(栃木)。
現在の関東ですね。
八州廻りとは、八州地域を巡回パトロールする広域捜査官のこと。
江戸後期、博打うち、無宿人などの悪人が跋扈しており、
かつ、関八州は、天領・大名領・旗本領が細かく入り組んでおり、
犯罪者が逃げ込むのに好都合。
広域捜査の必要性から「八州廻り」が必要となったのです。
(現在、県境をまたぐ広域犯罪に警察は苦戦しています。
いつの時代も役所は縦割りで、横連携・横展開が苦手なのでしょう)
小説の第一話では
利根川の水運を使って犯人(と思われる人)が逃げます。
犯行現場は幸手(現在の埼玉県)。取手(茨城県)で目撃情報あり。
土浦方面(茨城県)か佐原方面(千葉県)のどちらかに逃げた模様・・・。
現代であっても、広域捜査官でないと追求できない事件です。
・・・と、歴史と地理が大好きな私(福永)向きの時代小説なのです。
地図を片手にのんびり読むのがよい。すっかりはまりました。
ただし、原作の十兵衛とテレビの十兵衛ではイメージがだいぶ違う。
原作は30代くらいで、おっちょこちょいな側面もあり。
テレビの北大路欣也は年配だし、迫力がありすぎるし、どっしり構えている感じ。
夜7時台の時代劇はシニア層をターゲットに番組を作っているでしょうから
主役が若すぎるとダメなんでしょうね。
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■発行人 : ランチェスター戦略コンサルタント 福永雅文
戦国マーケティング株式会社 代表取締役
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ただし、引用して使用なさる場合は発行人までお申し出くださいませ。
*謝辞
ランチェスター販売戦略は、昭和45年に故田岡信夫先生が
ランチェスターの戦争の法則から初めて導き出したビジネスの戦略思想です。
「勝ち方には一定のルールがある、その基本的思想をランチェスター法則
から学び取れ」が先生の一貫した主張でした。
そして先生は、ランチェスター法則をすべての戦略哲学の中核に据え、
複眼的で弁証法的な発想と、知的な論理の展開法を重視し、
今日のランチェスター販売戦略の全体系を築きあげました。
本誌発行人・福永雅文は本誌を発行するに当たって
先生の先駆的業績に敬意を払い、ここに衷心より感謝の意を表明します。
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*ヘッダー枠は5/16以降、空きあり。
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