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狭い範囲に資源を重点投入し、鋭い切り口で圧倒的な差別化を図り、小さいけれど圧倒的な一番を目指すことが起業を成功に導くとお話しました。「集中化」「差別化」「一番化」です。大きな市場で小さな存在となるのではなく、小さな市場で大きな存在となることです。
どうしても起業を志す人は大きな市場や成長分野に目が向きがちです。ミクシーの株式公開のような派手なものに影響されます。成長市場にはチャンスがいっぱいです。だからこそ、ライバルもいっぱいです。ミクシーの一人勝ちの影で苦戦している同業者もたくさんいるということを忘れてはなりません。
あなたは今、どんな“時”を戦おうとしていますか?
導入期・成長期・成熟期以降によって戦い方は異なります。導入期は狭く鋭く、握りこぶしのグーを突き刺すように戦います。一点集中主義(グーの戦略)です。成長期は手のひらをパーッと広げるがごとく早く手を広げて陣取りを行います。速攻拡大主義(パーの戦略)です。そして、成熟したら拡大した戦線を選択と集中で見極めます。チョキッとカットするイメージから生産性主義(チョキの戦略)といいます。
成長分野での起業はスピードと体力が要求され、経営資源の多寡が勝敗のポイントになります。起業時にヒト・モノ・カネを集め大規模に取組まなければならなりません。一人起業、スモールビジネスで、成長分野で起業するのなら、成長している、けれども小さな市場、大手の盲点になりそうなニッチを狙うのべきです。弱者は、小さな市場で大きな存在を目指す原則に変わりありません。
たとえば、浜松市の社労士・杉村浩さん(あさひ労務管理事務所)は、地域の狙い目の業種・規模の会社が外国人と高齢者の労働者が増えていることに目をつけ、「外国人と高齢者の労務管理」のスペシャリストとして起業しました。
この分野は成長分野です。でも先発強者はフルラインで労務管理ができることを打ち出していますから、専門性をアピールできません。そこに盲点があった
わけです。
また、大阪市の英語スクール経営者・古澤弘美さん(英語屋)は、TOEIC受験専門の英語スクールで起業しました。TOEIC受験を嫌でもしなければならない
会社員が急増していますので成長分野です。でも、大手英語スクールの外国人講師では受験指導が困難という盲点をついたのです。
成長している、けれども小さい、または大手が手を出しにくい盲点市場こそ、一人起業の狙い目です。
投稿者 戦国マーケティング : 2007年8月11日