ランチェスターの法則、ランチェスター・ブログ。起業弱者のサバイバル戦略、第6回 ランチェスターの法則とは。。

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第6回 ランチェスターの法則とは

これまで、さまざまな企業事例をあげながら起業弱者のサバイバル戦略について語ってきました。そろそろ、なぜそうなるのか、その根拠となる「ランチェスター戦略」理論について解説しましょう。

ランチェスター戦略の原点は、イギリス人のエンジニアであるF・W・ランチェスター(1868〜1946年)が発見した軍事戦略理論「ランチェスターの法則」です。

F・W・ランチェスターは第一次世界大戦の頃、戦闘機の開発に従事していましたが、自らが開発した戦闘機が実戦において、いかなる成果を上げているのかに興味を持ち、研究します。その結果、兵力数や武器が戦闘力を決め、戦ったときに相手に与える損害量となることに気がつきます。それがランチェスター法則です。

ランチェスター法則は2つあります。一つは1対1で戦う原始的な戦いの場合。
刀のような一人が一人を攻撃する武器を使って、狭い範囲で互いに近づいて戦う場合「ランチェスター第1法則」が適用されます。もう一つは多数対多数が戦う近代的な戦いの場合。マシンガンのような一度に複数の敵を攻撃する武器を使い、広い範囲で敵と離れて戦う場合は「ランチェスター第2法則」です。

その法則の結論は次の通り。
●第1法則・・・戦闘力=武器効率×兵力数
●第2法則・・・戦闘力=武器効率×兵力数の2乗

武器効率とは敵と味方の武器の性能の比率という意味です。味方のマシンガンが1分間に200発発射でき、敵が100発発射するならば、味方の武器効率は2となります。逆なら0.5です。兵力数とは兵隊の数、軍艦や戦闘機の数です。なぜ、そうなるのか。

第1法則が適用される一騎打ち型の戦いは、武器の性能や腕前が同じであれば、相打ちとなります。5対3が戦えば3ずつ相打ちとなり、3は全滅し、5は3の損害が出て2残ることになります。

一方、第2法則が適用される確率戦は、武器の性能や腕前が同じ5対3が戦えば、5の側は1/5で発生する損害を敵3から受けることになり、3の側は1/3で発生する損害を敵5から受けることになります。通分すると5軍の損害は9/15、3軍の損害は25/15です。9:25となり、相手方の兵力数の2乗倍の損害をこうむる計算になります。よって5軍の戦闘力は5の2乗の25。3軍は9。その差16。兵力数が2乗されていますので平方根をとって4。

つまり同じ武器の5軍と3軍が戦えば3軍が全滅するのに対して5軍はわずか1の犠牲で4残ります。数が多い側が圧勝します。数は力なり、なのです。算数がピンとこなかったら、結論だけを暗記しておいてください。それで十分です。

大切なことは、この法則をビジネスに置き換えたら何がいえるのか、です。戦闘力とはあなたのビジネスの販売力・営業力と置き換えましょう。あなたのビジネスの武器効率と兵力数は何ですか?


投稿者 戦国マーケティング : 2007年8月11日