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ランチェスター弱者の戦略の基本は「差別化」と「重点化」であると、ここまでの連載8回を通じて解説してきました。
その結果、販売競争にゴールを設定するならば、それは一番、しかも二番手を圧倒するダントツの一番になることです。ランチェスター戦略の結論は「一番化」です。でも、起業弱者は一番でないから弱者なのであって、一番になれといわれても、わかっちゃいるが、そんなの無理だよ、とあなたは思いましたか?
確かに総合1位になるのは至難の業。ちょっとやそっとでは無理。でも、ビジネス領域を細分化し、どこか一つの小さな領域なら一番をとることは不可能ではないはず。地域や客層、商品カテゴリーを細分化し、勝てそうなところを探し、そこに「重点化」。ライバルと「差別化」すれば、「小さな一番化」はできるのではないでしょうか。
たとえば平野友朗さんという人は起業時において、ウェッブコンサルタントを名り、ウェッブのことなら何でもやります、といわんばかりにサイトには様
ざまなメニューを載せていました。が、注文はさっぱり来ません。唯一売れたの、メルマガのノウハウビデオ。そこで彼はメルマガに専門特化して「メル
マガコンサルタント」を名乗ることにしました。狭い分野ではありますが、それだけにライバルも少なく、彼はあっという間にその道の第一人者になりました。
ウェッブを細分化し、メルマガという領域に重点化し、小さな一番を獲得したのです。一番になれば、様ざまな広がりが出てきます。メルマガにとどまらずウェッブ全般のこと。メール術。起業術・・・と活躍の場は広がりました。名前はメルマガコンサルタントですが、実態としては総合的なコンサルタントになったのです。
つまり、弱者が何でもできます、といっても何もできないのと同じ。弱者が、これしかやりません、あるいはできませんといったときに、顧客はそれを支持し、弱者は第一人者となり狭い範囲ですが「一番=強者」となるのです。そうすれば自ずから活躍の場は広がります。
はじめは狭く、鋭く、キリで揉みこむように。そして突き抜けたら、次の穴を同じようにあけます。次々に穴があいたら、穴と穴は線でつながり、やがて面となります。部分1位が総合1位になるときです。
このことを「一点突破、各個撃破で全面展開」といいます。
ここで肝心なことは、ここで勝つんだと決めた一点については、二番手を圧倒するダントツの一番になるまで、浮気せずにトコトン攻め抜くことです。穴が貫通する前に次の穴にとりかかるべきではありません。
投稿者 戦国マーケティング : 2007年8月11日