ランチェスターの法則、ランチェスター・ブログ。メルマガ、No.218 大きな弱者の戦い方。


サイトトップ -> 福永雅文ブログ -> メルマガ -> No.218 大きな弱者の戦い方



ランチェスター戦略「一点突破」の法則 -> 詳しくはこちら

←  No.217 アサヒ大逆転を張本人に訊く |  メルマガ  | No.219 父から教わったこと  →
    No.218 大きな弱者の戦い方
 


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第218号━2008/05/21━━━
        ランチェスター戦略『一点突破の法則』       31,325部
----------------------------------------------------------------------------
     ランチェスター戦略コンサルタント 福永雅文 発行

(1)月刊誌「経営者会報」で連載開始、見本誌を進呈します
(2)ランチェスターで斬る・・・「大きな弱者の戦い方」
(3)お奨め情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━PR━━━━
【絶賛の講演CD】伊藤忠彦の「宇宙が味方する経営法」CD

関西アーバン銀行を奇跡の復活に導いた現役頭取が説く、新しい
経営哲学。「第四の波」革命と儲けの追求と義のある経営の共存、
会社と社員の家族に幸運が必然的に起こる「成功の奥義」を披露

http://www.jmca.jp/sale/1032/?id=8 
━━PR━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

理念こそ最強の武器であり、究極のリスクマネジメントであると
私(福永)は主張していますが、「宇宙が味方する経営」には
我が意を得たり、と感服いたしました。

「愛」という字を兜の飾りにつけて戦った直江兼続のようです。
試聴をお奨めします。

----------------------------------------------------------------------------

小が大に勝つ弱者逆転を使命とし、一点突破のマーケティングである
「ランチェスター戦略」を伝道しているコンサルタントの福永雅文です。


前号「アサヒビール」の大逆転について書きました。
何人もの方からメールいただきました。
ありがとうございます。

あなたも感想など、遠慮なくメールくださいね。
info@sengoku.biz

特に「1位でない大企業は弱者の戦略をとりにくく、長期低落する」
のところに反応された方が多かったです。

ランチェスターの戦略思想にある

・大企業が強者とは限らない
・小企業が弱者とは限らない
・競合局面(地域・業界など)で1番のものが強者で、それ以外は弱者

上記の考えは繰り返し解説していますが、
現実には二番手以降なのに会社が大きいがゆえに、名門であるがゆえに
自らを「弱者」とは規定できず、ジリ貧していく大企業はあとをたちません。

しかし、大きくても「二番手以降は弱者」であることを
よくわかっている会社もたくさんあります。

たとえば下着メーカーのトリンプ。
大きくて人気企業だけどワコールがいるので弱者。
その弱者のやり方に徹して成長を遂げました。


●私が理事研修部長を務めるNPOランチェスター協会は
 6/2(月)18時から東京・九段会館で
 「第180回ランチェスター戦略研究会」を開催します。

 下着メーカー2位のトリンプ前社長の吉越浩一郎先生にご講演いただきます。
 そして、今回もまた不肖・福永がご講演後にミニ解説を行い、
 ランチェスターの専門家の立場で2、3の質問を吉越先生にさせて
 いただく予定です。

 トリンプの弱者の戦略については以前、メルマガで書いています。
 http://www.sengoku-blog.biz/mt-cgi/archives/2005/07/post_76.html  
 上記のような私の問題意識を吉越先生にぶつけてみようと思います。

 同研究会はビジター参加できますので、ご興味あれば
 下記詳細をご確認くださいませ。
 http://www.lanchester.or.jp/02/back_200806.shtml  


さて、今号ではトリンプとはまた別に
大きいけれど弱者の戦略に徹して成長している企業を一つ紹介しましょう。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(1)月刊誌「経営者会報」で連載開始、見本誌を進呈します
----------------------------------------------------------------------------
日本実業出版が発行する月刊誌「経営者会報」に
5月から私(福永)が毎号連載を開始しました。

「小が大に勝つ戦略」というタイトルで、毎号一つの企業を取材し
その戦略をランチェスターで斬ろうという趣旨です。
毎回4ページですから徹底解剖します。読みごたえあるはず。

初回は耐圧ビニールホース市場70%シェアという
スーパーニッチャーの株式会社トヨックスを取り上げました。
http://www.toyox.co.jp/ 
ランチェター戦略を学び自社の戦略に応用している会社です。


この連載が始まりますので、メルマガの発行を隔週にしたのです。
それだけ気合が入っています。

なお、この「経営者会報」は、書店売りをしていない会員制の雑誌です。
中小企業の経営者(≒オーナー)に読者対象を絞っています。

ですから、気軽に立ち読みなどはできません。

そこで、今回、発行元と相談し、
福永雅文連載開始を記念して、ご興味ある方に
見本誌を無料で進呈していただくことになりました。
6月号見本誌に5月号での私の連載部分のコピーを添えてお届けします。

http://www.njh.co.jp/top/otamesi.htm 

上記からお申込みくださいませ。

申込フォームのなかに
「弊社サイトをどちらでお知りになりましたか?」の欄があります。
そこは「その他」を選び「福永の紹介で」とをお書き込みくださいませ。
そうしないと進呈されません。ご注意ください。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(2)ランチェスターで斬る ■大きな弱者の戦い方■
----------------------------------------------------------------------------
          電力系の子会社はうまくいかない典型だが
----------------------------------------------------------------------------

大きな大企業は、大きいがゆえに、また、名門であるがゆえに
自らを「弱者」とは認めないことが多く、「強者」と同じような
戦略をとり、その結果、低落します。

かつてのアサヒビールや日産がその典型です。
前号で書きました。
http://www.sengoku-blog.biz/mt-cgi/archives/2008/05/no217.html#more  

また大企業の新規事業、事業子会社なども、
母体が大きかったり強者だったりすると「弱者」の戦略をとりにくいものです。

電力会社系の事業子会社などはその典型。
中部電力系の情報通信会社「中部テレコミュニケーション」は
結局KDDIに買収されてしまいました。
東電系もKDDIへ売却されたと思います。


そんななか、関西電力100%子会社の情報通信会社
「ケイ・オプティコム」は元気いっぱいです。
従業員1000人弱、売上1000億円強と、
その経営規模はもはや大企業といってよいでしょう。

かつての通信独占企業NTT西日本をライバルに
光回線の契約数は4年間で7倍に。
滋賀県ではNTTと拮抗するシェアにまで成長してきているのです。

なぜ、うまくいかない典型の会社が元気いっぱいなのか。

----------------------------------------------------------------------------
               差別化と集中化
----------------------------------------------------------------------------

関電出身の田辺忠夫社長の戦略思想にその源があるのではないかと
勝手ながら私(福永)は思います。

田辺社長は「NTTは巨象でうちはアリ」が口癖だという。
つまり自らを「弱者」と明確に定義しています。

08年05月10日朝日新聞大阪本社版でのインタビューでこう語っています。

「(前略)とにかくサービスでも何でも先手先手でやる・
 NTT西日本は大阪など都心部から攻めているが、うちは周辺部から。
 力を入れた滋賀ではNTTの比率は42.3%となっている。

 05年1月に始めた1ギガの大容量の通信サービスは国内ではうちだけ。
 家庭用通信の価格も先行して下げた。光電話同士の通話は無料だ。

 (中略)地域への密着も念頭に置いている。
 大阪・繁昌亭のライブ放送、関西で活躍するミュージシャンを応援する
 番組をネット上で流している(後略)」


・一戸建て向けIP電話
・ケーブルテレビ・IP電話・インターネットのトリプルプレイ
なども全国で一番先に導入しています。


ランチェスター弱者の基本戦略「差別化」とは
ライバルの先駆けて鋭い武器で戦う「攻め」の戦略です。

そしてライバルに比べて資源や戦力は乏しいわけですから
「集中」しなければなりません。どこに集中すべきか。
それは「勝ちやすきに勝て」です。

ライバルが重視していない不便なところは狙い目なのです。

----------------------------------------------------------------------------
               射程距離圏
----------------------------------------------------------------------------

光通信のNTTの全国シェアは70%程度です。
しかし近畿2府4県ではシェア55%と全国平均を大幅に下回っています。
ケイ・オプティコムが30%を占めているからです。

ランチェスター戦略の「射程距離理論」は
その差が√3=約1.7倍開くと逆転困難で
√3倍未満だと逆転可能な射程距離圏内と定義しています。

現時点ではまだ圏外ですが、シェアが2%程度、NTTからケイに移れば
圏内にとらえることができるのです。あとわずかです。

そうすればアリが象を倒す可能性が出てくるのです。


大きな弱者もセオリー通り戦えば充分にやっていけるのです。


●弱者の戦略・強者の戦略は
「ランチェスター戦略『弱者逆転』の法則」(第1作、11刷突破)
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4534039107/sengoku-22/ref=nosim
「ランチェスター戦略『一点突破』の法則」(最新刊、4刷突破)
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4534042027/sengoku-22/ref=nosim 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(3)お奨め本
----------------------------------------------------------------------------
●3つの真実 (野口嘉則著)

ミリオンセラー「鏡の法則」から2年、あの野口嘉則さんが新作を。

主人公の矢口 亮はかつて、うだつのあがらない男だった。
売れない営業マンで、彼女もいなかった。
25歳のある日、「成功法則」という言葉に出会った。
本気でそれを実践し、ついにトップ営業マンに!
彼女もでき、結婚して、息子も生まれた。
脱サラして設立した会社は、急成長を遂げた。
亮は「ミスター目標達成」と呼ばれるまでになった。
「これも成功法則のおかげだ」 と亮は信じていた。
ところが・・・

社員の裏切りで、会社は大ピンチに!
さらに、妻がうつ病になり、息子も不登校に。
「成功法則にも賞味期限があるのか?」
とほうにくれる亮の前に、突然、謎の老人が現れた。
「君が混乱している理由はたったひとつじゃ。
そして、君が知るべきは3つの真実じゃ」
老人の正体は? 3つの真実とは?
そして、亮が手にするものは何か?
 
http://coaching-m.co.jp/3truth.htm


●将軍家御典医の娘が語る江戸の面影 (安藤優一郎)

あの福沢諭吉も出入りしていた大身の武家の姫であった娘が
明治維新を迎えてどんな体験をしたのか。
江戸の暮らしはどんなものだったのか。
本人が語る「名ごりの夢」を、「江戸」研究の気鋭・安藤さんが
解説してくれます。江戸ファン必読ですね。

http://amazon.co.jp/o/ASIN/4582854192/sengoku-22/ref=nosim  


●拙著もよろしく、続々と重版中
「ランチェスター戦略『弱者逆転』の法則」(第1作、11刷突破)
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4534039107/sengoku-22/ref=nosim
「ランチェスター戦略『一点突破』の法則」(最新刊、4刷突破)
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4534042027/sengoku-22/ref=nosim 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■発行人 : ランチェスター戦略コンサルタント 福永雅文
       戦国マーケティング株式会社 代表取締役
■サイト : ビジネス戦士応援サイト≪戦国マーケティング≫
       < http://www.sengoku.biz >
       e-mail:< info@sengoku.biz >
*メルマガの登録・解除は下記URLにてご自身でお願いします。
       < http://www.sengoku.biz/m-maga.htm >
       < http://www.mag2.com/m/0000123558.htm >
*転送は自由です。どんどん転送してお知り合いにお奨めください。
 ただし、引用して使用なさる場合は発行人までお申し出くださいませ。
*謝辞
ランチェスター販売戦略は、昭和45年に故田岡信夫先生が
ランチェスターの戦争の法則から初めて導き出したビジネスの戦略思想です。
「勝ち方には一定のルールがある、その基本的思想をランチェスター法則
から学び取れ」が先生の一貫した主張でした。
そして先生は、ランチェスター法則をすべての戦略哲学の中核に据え、
複眼的で弁証法的な発想と、知的な論理の展開法を重視し、
今日のランチェスター販売戦略の全体系を築きあげました。
本誌発行人・福永雅文は本誌を発行するに当たって
先生の先駆的業績に敬意を払い、ここに衷心より感謝の意を表明します。
----------------------------------------------------------------------------
●本誌への広告出稿をご検討されている方はこちらへ
http://www.sengoku.biz/m-maga-guide.htm

◎ランチェスター戦略『一点突破』の法則
のバックナンバー・配信停止はこちら
http://blog.mag2.com/m/log/0000123558/
このメールに返信すれば、発行者さんへ感想を送れます


━【まぐまぐ!からのお知らせ】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<あなたもメルマガを発行してみませんか?>
手続きは誰でもカンタン!発行申請後、最短2日でメルマガの創刊が可能です。
まずは発行者登録から⇒ http://rd2.mag2.com/r?aid=18892&rid=2
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━